認知症高齢者に対して自宅でもできる!回想法!

認知症 高齢者 回想法 作業療法

みなさん回想法ってご存知ですか?回想法は認知症の方に行うリハビリの一手段です。比較的、簡単に実施可能なため、家庭でも行うことができると思われます。今回は回想法の効果や実施方法などにまとめたのでぜひご一読ください。

回想法とは?

 回想法とは認知症の方に行うリハビリの一手段です。回想法では思い出の写真や音楽などに触れながら、過去の経験や人生を振り返ります。現在、回想法は特別養護老人ホームや認知症病棟などにおいて広く行われています。

回想法の対象

▼認知症高齢者

▼認知症を予防したい方

回想法の効果と意義

 回想法には次のような様々な効果と意義があることが研究により明らかにされています。

 ▼気分の落ち込みが和らぐ

 ▼自尊心が回復する

 ▼他者とコミュニケーションを取る機会が増える

 ▼見当識能力(自分が今どこにいるか、現在何月何日で何時なのかなどを把握する能力)が改善される

 ▼高齢者とケアする人の間で意味のあるコミュニケーションが生まれる

 ▼高齢者の経験が次の世代に受け継がれる

<参考文献>

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jagn/9/2/9_KJ00005799608/_pdf/-char/ja

回想法の実践方法 例

 思い出の写真、音楽、本、おもちゃ、生活用品、新聞などを対象者に見せて、そのことについて「これいつ頃のもの?」「このときどんなことしていたの?」などと質問しましょう。そして、その思い出の品を使ってコミュニケーションをとっていきましょう。

また、思い出の品がなくても、テーマを決めてそれについて質問しながら行うことも可能です。

【回想法のテーマ例】

▼故郷の思い出

▼小学校時代の思い出

▼あそびの思い出

▼旅行の思い出

▼季節の行事で心に残っていること

など

<参考文献>

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy1926/77/1/77_1_32/_pdf

https://www.my-kaigo.com/pub/carers/otasuke/jissen/0040.html

回想法をするときに気をつけること

▼対象者の触れられたくないテーマや物は扱わないにしましょう。

▼対象者の話を否定せず、受容的態度で聞きましょう。

▼話がテーマから外れても、話を遮らないようにしましょう。

匂いを用いた回想法で認知機能アップ?

みなさんは匂いを嗅ぐことで記憶が蘇る経験をしたことはありませんか?制汗剤の匂いを嗅いで青春時代を思い出したり、元恋人の匂いを嗅いでその人を思い出したりしたことがあると思います。匂いが特定の記憶を呼び起こすことをプルースト効果というのだそうです。

 

匂いは五感の中で唯一、記憶と関係する海馬という脳の部位に直接つながっています。このことから匂いと記憶は密接に関係があると言われています。

 

では記憶と深い関係にある匂いをうまく回想法に使えないでしょうか?

 

 広島大学が匂いと回想法に関する研究を行っています。匂い刺激を用いて回想法を行った群はそうでなかった群よりも、認知機能テストにおいて良い結果だった項目があるとのこと!

 

すなわち匂いを用いた回想法が認知機能を向上させるかもしれないということです!

 

このことからせっかく物を使うのなら、匂いがする物を使った方が良さそうですね!

<参考文献>

https://www.mas-sys.com/JOTC53_Abstract/pdf/endai100452.pdf

まとめ

いかがだったでしょうか?

認知症の方は最近のことは忘れてしまっても、昔の記憶は比較的保たれています。

 

ぜひ回想法で昔の記憶を呼び起こし、脳に良い刺激を与えましょう!!

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