【認知症】家庭でも今日から出来る!リアリティ・オリエンテーション

認知症 リアリティ・オリエンテーション 作業療法

リアリティ・オリエンテーションをご存知でしょうか?リアリティ・オリエンテーションは家庭でもできる薬を使わない、認知症の方へのリハビリテーションです。

 

認知症の方は今何月何日何時何分で、自分はどこにいるのかなど、時間や場所を把握する能力(見当識)が低くなります。

 

そんな見当識の障害のリハビリに用いられるのがリアリティ・オリエンテーションです。家庭でも実践可能なので、ぜひご一読ください。

リアリティ・オリエンテーションの効果

認知機能の維持が期待される

リアリティ・オリエンテーションを受けた認知症患者は、認知機能が維持されたとの報告があります。

 

一方でリアリティ・オリエンテーションを受けなかった認知症患者は、認知機能の低下が認められました。

 

このことからリアリティ・オリエンテーションには、認知症の進行を遅らせることが期待されます。

<参考文献>

https://www.dcnet.gr.jp/pdf/download/search/essayPDF/essay/74/essay_extract.pdf

介護者の意識が変わる

リアリティ・オリエンテーションを実施することで、看護師の認知症患者への意識が変わったという報告があります。

 

より認知症患者の環境を整えることに意識が向くようになったということです。このことから、家族介護者もリアリティ・オリエンテーションを意識することで、患者の利益に繋がる可能性があります。

<参考文献>

file:///Users/apple/Downloads/jrcmj6901_240.pdf

リアリティ・オリエンテーションの種類

認知症

リアリティ・オリエンテーションには24時間リアリティ・オリエンテーションとクラスルームリアリティ・オリエンテーションがあります。家庭で行う場合は、24時間リアリティ・オリエンテーションを行うことになると思います。

24時間リアリティ・オリエンテーションとは?

認知症患者個人の状況に合わせて、個別で行うリアリティ・オリエンテーションのことを言います。具体的なやり方は下記の「家庭で出来るリアリティ・オリエンテーション」の中で述べます。

クラスルームリアリティ・オリエンテーションとは?

小集団(3〜4人程度)で行うリアリティ・オリエンテーションのことを言います。この場合は参加する人が共通して興味のある物品(カレンダーや時計、季節の花や食べ物など)を準備して、参加者のコミュニケーションが促進するようにします。

家庭で出来るリアリティ・オリエンテーション

家庭では2つのリアリティ・オリエンテーションのうち、24時間リアリティ・オリエンテーションを行うことになると思います。

 

具体的には、日常のコミュニケーションの中で月日、時間、季節、場所、天気などに関する情報を自然な形で伝えていきます。

 

例えば、「ご飯にしましょう。」ではなく「そろそろ8時なので、ご飯にしましょう。」や「今日は12月25日ですね。」だけでなく、今日は「12月25日でクリスマスですね。雪が降ってホワイトクリスマスになるみたいです。」といった感じで、現在の状況を話すようにします。

 

ただ言葉で伝えるだけでなく、カレンダーや時計、季節の花や食べ物も一緒に提示するとより効果的です。

リアリティ・オリエンテーションで注意すること

例えば見当識障害の重い患者に、答えられない質問をしてはいけません。そのような質問をすることで、介護者との関係が悪化したり、患者の自尊心の低下に繋がる可能性があります。

 

質問をする際には、カレンダーなどを提示しながら行うなどして、100%回答可能な質問を行うようにしましょう。

まとめ

今回はリアリティ・オリエンテーションについてご紹介させていただきました。

ぜひ、日常の会話の中に日時や季節を含めた話題を取り込むことで、見当識の補助を行っていきましょう。

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